2015年J24博多ミッドウィンター報告
2015年2月28日、3月1日、福岡小戸で開催された
エントリーは地元福岡勢に加え、和歌山から〈シエスタ〉、関東フリートからは合同チーム〈月光・ダボハゼJr 〉が組まれ、合計6チームが参戦。
初日土曜日は、いきなりのジェノアMAX〜 風は徐々に落ちるも最終第4レースまでしっかり吹いてくれました。


岡村レース委員長の運営は細かい計らいで、ちょこちょこ振れまくる風向の軸を常に捉え、5度のずれに対し、すかさず設定を変えていきます。

そんなレース委員長の要求に応えるスタッフもレベル高く、レース後は、ボランティア学生達による温かい豚汁とおにぎりのおもてなしと、恒例の出張ラーメンもありました。
この4レースでホワイトスコールがいきなり1-1-1-2 のダントツスコア、それに次ぐ関東連合チームは 2-2-3-1 でそれに続くも、早くも独走となりました。
そして翌日曜日、朝から予報通りの雨。
ここでも運営がスタート時間を遅らせて雨の時間を避けつつ、ジェノアMAXで2レース実施。
またもや1Rホイトスコールの1位により優勝は決定。
昨年の米ニューポート世界選手権を経て目下パワーアップ中の〈ホワイトスコール〉(メンバーは白濱オーナー、辻ヘルムスマン、筒井、猿渡、津留)が圧勝し久しぶりに優勝カップを九州へ奪還しました。1位WHITESQUALL 2位関東連合スタップ 3位 FOX

また、この大会を最後に長年日本のJ/24を牽引してきた35年の老舗チーム〈マンタ〉の谷伸明オーナーの引退も発表されました。
谷オーナーへはJ/24のハーフモデルが贈呈されました。

〈マンタ〉は、全日本選手権の第7回(1987年)、8回、11回、17回大会で優勝した日本の名艇です。
今回はそんなメモリアルなレース、その最終レースでなんと〈マンタ〉がトップフィニッシュ!
記念すべき最後のヘルムスマンはシエスタの坂本選手でした。
谷さんからは、最後のご挨拶で「後輩達を育てて下さい」と熱いメッセージを頂きました。

2016年和歌山でJ24 WorldChampionshipの開催が決定し、九州もじわじわと盛り上がりを見せてきています。